ENdoSnipe Insight+ Importer の使い方

version: ENdoSnipe Insight+ 1.8.0, Elastic Stack 6.3.2

update: 2018/09/20

目次

はじめに

ENdoSnipe Insight+ Importer はデータを Elasticsearch に簡単にインポートすることができるツールです。 中央にあるドラッグ&ドロップ部分に CSV / Excel / JSON Lines ファイルをドラッグ&ドロップするだけでデータをインポートできます。

Importer トップ画面

セットアップ

プラグインのインストール

Importer は Kibanaプラグインとして提供されます。 kibana-plugin コマンドにより、次のように配置した媒体を指定してインストールしてください。

./bin/kibana-plugin install file:///tmp/endosnipe/product/endosnipe-kibana-importer-1.8.0.632.zip

テンプレートの投入

Kibana の「Dev Tools」から次を実行してテンプレート情報を登録してください。

PUT _template/endosnipe { "index_patterns": [ ".kibana-endosnipe-*", "ens-*" ], "settings": { "number_of_shards": "1", "number_of_replicas": "1" } }

kibana.ymlの編集

config/kibana.yml の次の箇所を編集してください。

x-pack security を有効にしている場合は、elasitcユーザとそのパスワードを設定します。

elasticsearch.username: "elastic" elasticsearch.password: "elasticpass"

Importer でインポートできるファイルサイズには上限があります。デフォルトは1MBです。 このファイルサイズの上限設定を変更する場合は、次の設定値を変更します。この設定例では20MBに設定しています。

server.maxPayloadBytes: 20971520

Vegaと連携する場合には、次の設定を追加してください。

vega.enableExternalUrls: true

インポートファイル仕様

CSVファイル

Excelファイル

JSON Lines

共通事項

データのインポート

中央にあるドラッグ&ドロップ部分に CSV / Excel / JSON Lines ファイルをドラッグ&ドロップするだけでデータをインポートできます。

Importer トップ画面

インポート時にエラーが発生した場合

データ投入時にエラーが発生すると「投入時エラーの表示」リンクが表示されます。リンクをクリックするとエラーの内容を確認することができます。

_id が行数となります。投入したファイルの対象行を確認してください。CSVとExcelの場合は1行目がヘッダ行となりますので、2行目が _id=1 となります。

投入時エラー

インポート済みデータの削除

インポートしたデータはインポート済みデータ一覧からチェックボックスで選択し、「インデックスを削除する」ボタンを押下すると削除できます。

インポート済みデータの削除

Discoverでのデータの表示

操作部の一番左にある「Discoverを開く」ボタンを押下すると Discover で対象データを表示することができます。

Discoverを開く

Vegaでのデータ利用

操作部の中央にある「JSON出力リンク」ボタンを押下すると次のようにURLが表示されます。

JSON出力リンク

「URLをコピー」ボタンを押下することでクリップボードにコピーすることができます。このリンクは対象のindexのデータをjson形式で返すエンドポイントを示すもので、Vegaでデータを扱う際に利用できます。

cars.csvを試しに投入し、リンクをコピーします。VisualizeでVegaを選択し、VegaのEditorに次のように定義すると投入したデータをVegaを使って可視化できます(url部にコピーしたURLを定義します)。

{ "$schema": "https://vega.github.io/schema/vega-lite/v2.json", "description": "A scatterplot showing horsepower and miles per gallons for various cars.", "data": { "url": "http://localhost:5601/api/endosnipe-kibana-importer/export/ens-csv-cars" }, "mark": "point", "encoding": { "x": { "field": "Horsepower", "type": "quantitative" }, "y": { "field": "Miles_per_Gallon", "type": "quantitative" } } }

Vega

カラムタイプの変更

データ投入時の各カラムのデータ型(カラムタイプ)はデータの形式から自動的に決定されます。期待したカラムタイプにならなかった場合には、操作部の一番右にある「カラムタイプ変更」ボタンを押下すると、カラムタイプ変更画面が表示され、変更することが可能です。

カラムタイプ変更

hyakusen02.xlsxを試しに投入してみましょう。作成された「ens-xlsx-hyakusen02」インデックスのlocationフィールドはそのままだとstring型になります。

カラムタイプ変更画面を開き、locationフィールドのカラムタイプをgeo-point型に変更してみましょう。

カラムタイプ変更前

「変更」ボタンを押下すると、「ens-xlsx-hyakusen02-r2」インデックスが新たに作成されます。

カラムタイプ変更トップ画面

カラムタイプ変更画面を開いてlocationフィールドのカラムタイプを確認すると、期待通りgeo-point型になっています。

カラムタイプ変更後

変更後のインデックスではlocationフィールドはgeo-point型となったため、実際に次のようにVisualizeのMap作成に利用することが可能になっています。

geo-point

データを再投入する場合

一度投入したデータを削除せずに再度Importerで投入した場合には、データが一度削除されて再投入されます。

timezoneの指定

インポートするデータがdate型である場合、デフォルトのtimezoneは「Asia/Tokyo」としてデータがインポートされます。timezoneを変更したい場合は、右上にある設定ボタンを押下して設定画面から変更してください。

timezoneの設定


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